セキュリティソフトはウイルス対策だけでは駄目
「セキュリティソフト=ウイルス対策」だと思っていませんか?確かにウイルス対策も重要です。しかしパソコンの安全性に焦点を当てた場合、外部ネットワークからの侵入も考慮しなくてはいけません。
特に無線LANルーターを使っていると、誰でもアクセスポイントが見えてしまいます。ルーターにパスワードを掛けたり、通信を暗号化していたとしてもファイアウォールがないと攻撃やれやすくなってしまうのです。
ファイアウォールがないと外部から侵入されやすくなる
例えばあなたが無線LANルーターのパスワード設定や暗号化を忘れていたとしましょう。すると外部から簡単に侵入されてしまいます。タダ乗りされるだけではありません。簡単に共有ファイルにアクセスできるので、もしかすると重要なファイルが盗まれるかもしれません。
パスワードをかけていたとしてもブルートフォースアタックで破られる可能性があります。そこで活躍するのがファイアウォールです。無線LANルーターにもファイアウォール付きのものがありますが、さらに安全にするならファイアウォール付きのセキュリティソフトを使うべきです。
むしろ今どきファイアウォール付きのセキュリティソフトを使うのは常識です。「え?ファイアウォールって標準装備じゃないの?」と思うかもしれませんね。実はあるんです。
マイクロソフトが提供しているMicrosoft Security Essentialsにはマルウェア対策の機能しかありません。ファイアウォールの機能がないのはもちろん、WEB脅威対策も何もありません。だからセキュリティソフトとは呼べない代物なのです。
たまに「私はMicrosoft Security Essentialsを使っているからセキュリティは大丈夫」なんて考えているパソコン初心者がいますが、とんでもありません。パソコンのデータを守りたいのであれば、絶対にファイアウォール付きのセキュリティソフトを使うべきです。
おすすめのファイアウォール付きセキュリティソフト
国内で販売されているセキュリティソフトには大抵ファイアウォールの機能が搭載されています。ウイルスバスタークラウド、マカフィー、ノートン、ESETセキュリティなどにはすべてファイアウォールの機能があります。もしもルーターが突破されてもパソコンを守ってくれるので安心です。
一番わかりやすいのはマカフィーです。マカフィーのホーム画面に「ファイアウォール:有効」と表示されています。これを見るだけで「あぁ、ファイアウォールがあるから外部から守られているな」って感じがしますよね。
セキュリティの強固さに関してはどのセキュリティソフトも変わりません。だからわかりやすさを重視するならマカフィーがおすすめです。でも人気度や機能性など総合的に評価するなら、ウイルスバスタークラウドのほうがおすすめです。